上方落語のエース・桂慶治朗さんの東京での落語会に出演します。
慶治朗さんとは、もう十年ほど前になりましょうか、桂塩鯛師匠の東京での落語会でご一緒してからの御縁です。
(NHK新人落語大賞も受賞されている上方落語のホープで、改めてご案内は無用とは思うのですが、以下はこぼれ話です)
この塩鯛師匠の落語会の打ち上げで話しているうちに、慶治朗さんが無類の特撮好きと判明。
僕は特撮全般は疎いのですが、小さい頃にレンタルビデオで観ていたこともあって、特に昭和の初期『仮面ライダー』が大好き。
そして何と言っても、塩鯛師匠が新『仮面ライダー』(スカイライダーです)に出演されていたことも相まって話も弾んで、それから仲良くさせていただいています。
慶治朗さんは博覧強記で、自分の好きなものに猪突猛進。
落語でも特撮でも。
「あの時お兄さん、これこれこう言わはりましたよね」とか、
「ここ、ドクガンダーがまずあっこに移動してから次に待ち構えてた所ですよ」とか、
よくそんなこと、細かいところまで覚えているなあと。
それが立て板に水でどんどん出てくる。
お会いするたび舌を巻きます。
一方、僕はエピソードを覚えられない性質で、常にふわっとしています。
全然、性能が違うんですね。
だから初めから張り合ったり、妬んだりすることもなく、慶治朗さんとお会いするたびに、ただただ「すごい!すごい!」と思うのです。
さて、そんな慶治朗さんの東京の会に出番をいただきました。
今回、慶治朗さんは『七度狐』『猫の忠信』です。
第20回記念ですから生のお囃子をということで、三味線は落語芸術協会の足立奈保師匠。
私も鳴り物やります。
いま、予習しているところです。
ぜひぜひお運びくださいませ。
第20回 「上方落語 桂慶治朗の会」
11/7(金) 18時半開場 19時開演
於 アートスペース兜座
日比谷線・東西線「茅場町駅」
都営浅草線・銀座線「日本橋駅」
予約2,800円 当日3,000円
番組:
桂慶治朗『猫の忠信』『七度狐』
瀧川鯉丸(なかよしゲスト)
三味線 足立奈保

