今年も3月になりました。
今日から新宿末広亭に出番いただいています。
自分は2011年3月1日の末広亭から楽屋入りしたので、芸歴としては一年経ったことになります。
うちの師匠は何周年みたいな区切り、あまり好きではなくて。
無意識に荷物おろしちゃうから
気がつかないふりをしてるのがいい、みたいなことじゃないかと思う。
それにしては、自身の誕生日には「今日は生誕記念日」などと色紙を書いたりしますが。
右も左も分からない状態で楽屋に放り込まれる日。
今から考えれば、一つひとつの仕事は大したことないんですが。
落語の業界に限らず、どのお仕事とも同じことなんですけど。
「この流れでこの順番で用意すれば一人でいける、10分でいける、抜けもない」みたいなことですね。
朝、まだ誰も入ってない状態から楽屋の準備を始める、あのひんやりした畳の感覚は、やはり思い出してしまいます。
…まあ朝って、お昼前だけど。