富山県高岡市にて三日間で五公演、ご来場ありがとうございました。
塚田会長はじめ、たかおか落語ふぁんくらぶの皆さん。
インド料理ガンディ、たかおか大仏茶屋、福岡町・雅楽の館、高陵金寿堂、伏木神社の各会場の皆様。
師匠鯉昇、兄弟子の鯉八師匠、紙切りの林家花師匠、キトキトロケンローラーの寅様。
本当にたくさんの皆様にお世話になった。
とても濃い三日間で、なかなかつぶさに書ききれない。
皆さんの後押しのおかげで、こりゃ失敗したなあという一席はなかった、と言いきれる。
各会場で一緒にオープニングトークをしてくれた鯉八兄さん。
とにかく鯉八兄さんのエネルギーを隣で体感した。
兄さんは以前どこかのインタビューで「年に一度、街にやってくるサーカスのような芸人になりたい」ということを言っていたと思うが、それがどういうことか、本当に分かった。
二年半前にも二人で高岡にお邪魔したのだが、その時よりも落ち着くのでなく、もっとエンターテイメントを感じた。
お客さんも、落語会が始まったと思ったら、いきなり松明をくくりつけた暴れ牛が目の前に現れたような驚きだったのではないだろうか。
お客さんも「えっ、次に何がどっちの方向に飛んでくるんだろう」とドキドキしたと思う。
噺の出来だとか自分の拘りだとか、どうしても細かい部分に目が行きがちなのだが、まずはお客さんと一緒にパワーを解放する、そして心から楽しんでもらおうという、兄さんの上昇気流に乗って、楽しくやらせていただいた。
最終日は伏木神社にて、師匠と一緒に大団円の会にしてくださる。
本当にありがとうございました。






富山新聞 令和7年11月17日(月)付 11面より


