NHKのドキュメンタリー『黒潮』をちらちらと見ていた。作業しながらだったので、内容はちらちらとしか覚えていない。
黒潮はどこから来るのか。東シナ海からの海流が種子島にぶつかり、深海に潜り、その流れは高知沖、紀伊半島、東海、房総から銚子と流れ、親潮とぶつかって消えていく。
僕は、生まれも育ちも神奈川なのだが、静岡の人に会うと「あ、静岡ですか」と親しみを持ってしまう。なぜか。神奈川と気候が似ているから。じぶんの師匠の故郷も、遠州・浜松である。
旅の仕事で南紀・白浜へ寄った時も、やはり、神奈川や静岡に似たような雰囲気を感じた。
神奈川、静岡、南紀。どこが似てるのか。明晰には答えられないが、なんとなく、ぽかぽかとして、明るいのである。日本海側を故郷に持つ人が、同じ日本海側の人と出会うと嬉しそうにしているのと、どこか通じるんじゃないか。
いつか勉強したいのだけど、「黒潮文化圏」というものが、あるんだろうと思っている。