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日本橋・桂塩鯛師匠の会

夕方5時に日本橋亭に入る。ちょうど塩鯛師匠と米朝事務所のAさんも到着したところであった。

開場の時間まで楽屋で塩鯛師匠とAさんの雑談を聞く。上方落語界と東京落語界は、昔から人と噺の往来はあったものの、基本的には地理的にも系譜的にも外宇宙の話を聞いている感覚というか、もっと言えば、パラレルワールドのようで面白い。

一.『鮑のし』鯉丸
一.『四十周年半生記』塩鯛
一.『花筏』塩鯛

じぶんは、米朝師匠の音源から落語の世界に入ったこともあり、米朝一門の方の高座を聞くと恍惚としてしまう。血が濃い。『四十周年半生記』では、米朝師匠のエピソードの数々も聞くことができた。

終演後、日本橋亭近くのお店でお客様も参加しての打ち上げ。

塩鯛師匠が師匠瀧川鯉昇と「おさかな二人会」をやっていることもあり、師匠を好いてくださっているお客様が多くいらっしゃった。師匠の故郷・浜松の話から、Aさんの「子供の頃は、上流に昇ってきた天然のうなぎを毎日のように食べていた」という嘘のような本当の話になり、いつしか、うなぎの話題に。

埼玉に住んでいるお客さんに聞いたのだけど、浦和は古くから美味い鰻屋が多いのだそうだ。あとは、成田山新勝寺の参道にも老舗の鰻屋がたくさんあるんだそうだ。全く知らなかった。こんど鰻を食べられるのは、いつの日だろうか。

全体的に魚めいた話題で移ろいだ打ち上げでした。新日本橋駅から横浜方面へ帰宅。