こんにちは、瀧川鯉丸です。
けさは通学路の旗振り当番。順番がまわってくるのが毎回楽しみです。子供たちの集まり具合を見ながら、ボタン式の横断歩道を操作する。車道の信号が黄色に変わると「そろそろ青になります!」そして青になったら、黄色い旗を高らかに掲げて「おはようございます!いってらっしゃい!」と見送り、自動車を牽制する。
けさは快晴で、なおさら気持ち良かった。横断歩道のボタンを押したそうな男の子がいたので、「お、きみ、押すかい?」と譲ることもできた。なんていい大人なんだろう。帰り道は神社に寄って、交通安全も祈願できた。なんて清々しい朝だろう。市内で一番いい朝を過ごしたに違いない。
…と、さっきまで思っていたけど。僕の番は数ヶ月に一日まわってくるだけ。毎日立ってる地域のおじちゃんからしたら、ひよっこでありましょう。お客様感覚で何を言ってんだっていう感じだと思う。
学校の先生はえらい。お母さんはえらい。毎日毎日。俺なんて、たまに思い出したように何か「やらせてもらう」だけで、えらくもなんともないんだ。一日だけ、ちょこちょこっと何かやっただけで「俺はやった」なんて思ってはいけない。
「俺は全然一番じゃなかったわ…」と、正午過ぎからどんどん落ち込んできました。
これから楽屋です。もうちょっとあとから反省すれば良かった。