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上野広小路亭、初日。

今日から10日まで上野広小路亭に入れてもらっています。12時5分上がりです。

横浜から東海道線に乗って上野へ向かいます。上野東京ラインができて上野まで一本で行けるようになって便利なんだけど、上野広小路亭の場合は上野で降りると御徒町方面に戻らなきゃいけなくて面倒なので、結局、東京駅で降りて山手線に乗換えることにしています。

上野広小路亭は二ツ目の出番が2本あるのだけど、自分の上がり時間近くになって、僕のあとの兄さんがアクシデントで楽屋入りが遅れるかもしれないとのこと。12時25分下りのところ立前座に「マックスで45分までやってください」と言われ、「兄さんが着いたら教えてね」と答えて高座に上がりました。

知っている人も多いと思いますが、寄席でおあとの出番の人が来ていない場合の楽屋の対処法があります。高座に上がったら自分の羽織を脱いで高座袖に放り投げる、お後の人がきたら前座さんがその羽織をソッと引いて知らせるというアナログなお約束があるのですが、落語家になって今日それを初めてやりました。

時間を見つつ15分くらい経って噺に入ってすぐのところで羽織が引かれたので、10分くらいで収めて高座を下りました。原始的だけど便利だよね。

高座を下りたあと、一旦楽屋を失礼して喫茶店で事務作業をして、仲入りごろ楽屋に戻る。談幸師匠が「茶の湯」をやっていたので袖から聞く。

トリの歌助師匠まで残って挨拶する。音助さんが稽古のお願いに来ていたので、ハネたあと喫茶店で雑談する。「鯉丸と音助」が今週金曜日にあるので、そこそこで解散。