礼服で家を出ました。夜から小蝠師匠のお通夜に参列するためです。東横線でそのまま一本で明治神宮前まで。小助六師匠に声をかけていただいた太田記念美術館の会。「江戸文化講座」で浮世絵の解説を聞いてから落語を聞いてもらう企画です。今回のテーマは「江戸の冬」。江戸時代の年の暮れと新年を特集しました。
小助六師匠の「掛け取り」のあと、学芸員の方が今回のテーマに沿った浮世絵をスライドで解説してくれます。そのあとに私が「時そば」。最後に小助六師匠の「かつぎや」でした。
今日で4回目の参加なのだけど、いつも自分から覚えようとしていなかった噺をこの企画にかこつけて演らせてもらっています。
今回の「時そば」もそうです。
蕎麦を食べるこの噺。僕は左利きなので、「いつか演らないといけないんだけど」と思いつつ、演らないままになっていたのですが、奮起してこの年末年始で覚えました。
これからたくさん高座にかけます。