今日も末広亭にちょっと早めに向かいました。師匠の出番が昼席の15時30分ごろ。楽屋で待ち合わせした昇吾さんと二人で、師匠に『時そば』稽古のお願いをする。来月つけてもらうことになりました。1月のある会で演ることになっているからです。
千穐楽まで3日続けて末広亭夜席。『二人旅』
じぶんの高座が終わりそのまま楽屋に残ります。今日は圓楽師の代演で萬橘兄さんが来るということもあって。ひさしぶりに萬橘兄さんとお会いしました。萬橘兄さんの落語が好きで。入門してこっち側にきちゃうと前(客席)から落語を聴けなくなってしまうのですが。萬橘兄さんの落語は、今でもお金を払ってでも聴きに行きたいなあと思ってしまうのです。高座の裏から萬橘兄さんの『看板の一』を聞いたのだけど。なんて言葉が新鮮なんだろう。
トリの松鯉先生は『赤垣源蔵 徳利の別れ』。『徳利の別れ』いつも寄席で演られるけれど、そのときは10分あまりの寄席サイズ。今日は長講で30分たっぷり。末広亭全体が「いつまでも聴いていたい」という空気。前列のお客さんは涙を流して聞き入っていました。