朝9時にホテルを出発して府中町の小学校へ。広島市外なのでホテルから距離があると思っていたのですが、運転手さんが「20分弱ですかね」とのこと。地図を見ると、府中町は周りをすべて広島市に囲まれている小さな町でした。運転手さんに聞くと、この周辺の自治体で唯一、広島市と合併していないのだそうです。人口も多くて、小さな町内に小学校が5つ。「税金も安くて、人気の町なんですよ」というので、どこか大きな企業があるのかしらと思ったら、案の定、自動車のマツダが府中町なんだそうです。
そんなこんなで、学校へ到着。上方の笑福亭呂好兄さん、太神楽のラッキー舞さんもじきにいらっしゃる。
最初の落語解説は呂好兄さん。兄さんとは初めてご一緒しましたが、兄さんがていねいに解説してくださったので、その後に上がった私は、とても高座が演りやすかったです。
終演後、呂好兄さんは夜に自分の会があるそうで、大阪へとんぼ帰り。お昼は舞さんに広島のお好み焼きをご馳走になりました。
午後は自由な時間があったので、広島駅から呉線に乗って呉まで足を伸ばしました。呉の港周辺を散策。亡くなった祖父から、戦中は終戦まで江田島(呉の港からすぐ渡れる島)の海軍兵学校にいたと聞いていたので、いつか来たいなと思っていました。戦前は横須賀・佐世保とならぶ軍港だったので、やはり街並みが横須賀に似ています。海からすぐにせり上がっている山(休山というそうだ)が、故郷の衣笠山の山並みにそっくりです。
広島市内に戻り、夕食はスタッフさんと一緒に。昼間、タクシーの運転手さんに聞いた「磯の坊」という海産のお店に入りました。当たり。