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東京・神楽坂《竹子落語会》

飯田橋駅で総武線の電車を下りて、人の流れに乗って、神楽坂側の西口改札へ回ろうとすると、緩やかなスロープだったはずが、階段に変わっていて、意表を突かれました。階段を昇った先にある、仮設の改札口は、今までの改札とまるで違う場所になっていました。

改札の傍に貼ってあるポスターを見ると、2020年までに、飯田橋駅のプラットホームを200メートルほど市ヶ谷方に移設するんだそうです。イメージとしては、今まで西口改札だった辺りが東口改札になって、もっと西側に新しい西口改札ができる。つまり、現在の東口改札あたりは駅から離れてしまうことになります。また、地下鉄東西線は今まで、東口でスムーズにJR線に乗換えられたのに、移設後は随分と離れてしまうのではないかと思います。(細かいところまで把握していないので、なんとも言えませんが)

そういえば。

私が大学生の頃、東口改札を出てすぐの線路沿いに、「白百合」という喫茶店がありました。そこはお昼から夜の11時まではコーヒーを無料でおかわりしてくれて、なおかつ早朝まで営業している、実に便利なお店でした。落語研究会の友人と寄席に行ったあと、白百合で翌朝までずっと話し込んだり。窓際の席から見える飯田橋駅のプラットホーム風景が、思い出されます。

お店の前まで行ってみると、カラオケボックスになっていました。

さて、夜は神楽坂の居酒屋「竹子」さんでの落語会 。今回で三度目の出演でした。

毎月開催で、10年近く続いている会。柳之助師匠、協会のスタッフTさんとご一緒。控え室で根多帳をめくりながら、柳之助師匠が「そういえば、ここの第一回、出たんだよなあ」とおっしゃっていました。

落語会自体は8時からなのですが、お客さんは6時半すぎから飲んでいるので、すでに出来上がってます。その宴会の真っ只中に突撃するような形。Tさんも「ここは、初めて出演する人、高座に上がる前はみんな『ここで本当に落語できるのか?』って思うんだよなあ」としみじみ。

いざ高座に上がると、こちらが無理をしなくても自然に盛り上がってくれて、噺の本題に入るときちんと聞いてくださるという、仲間うちでも評判の良い会。

一.『たらちね』鯉丸
一.『荒茶』柳之助