10月30日(日)
鶴見・とも栄鮨さんの寄席に出演。こちらの大将が、同じ高校の大先輩であることがきっかけです。横浜を中心に活躍している大学生の歌手、有希乃路央さんと共演。
10月29日(土)
「横浜の本屋さんといえば?」
横浜市内で100人に聞いたら100人ともこの本屋さんを挙げるであろう、横浜の本屋さんの代名詞「有隣堂」さん。ここの元社員さんの集まりにお声がけいただいて、一席。
有隣堂さん、ずっとずっと、お世話になっています。
10月28日(金)
落語協会の師匠と、太神楽の先生と、千葉・習志野でお仕事。吸収、吸収。
この日、横須賀のお客様から秋刀魚パーティーに呼ばれていたのだけど、行けなくなってしまってすみません。
10月24日(月)〜27日(木)
朝5時に起床。同じ協会の真打の師匠とお囃子のお姉さん、スタッフさんと、東京駅7時52分発の新幹線に乗って、再び高崎へ向かう。大宮から高崎まで30分で着くんだね。すげえ近い。
この4日間は群馬の中でも、上信電鉄沿線を中心にまわることになっている。上信電鉄とは、高崎から富岡を経て下仁田に至るローカル私鉄である。
高崎に着いてさっそく上信電車に乗換えるが、この上信電車が揺れるのなんの。往年の京浜急行も笑って許せるレベルの凄まじい揺れ。最初はとにかく呆気にとられ、この揺れの中で平然と読書を楽しんでいる沿線ユーザーに「マジかよ」と思ったけれど、最終日には、この揺れにもすっかり親しみを持てるようになる。
公演の合間に、富岡製糸場も見学した。入場料はお姉さんが出してくれた!ありがとうございます!
正直、観覧前は「世界遺産つっても、近代の建物でしょ?」っていう、意識的に心のハードルを低くして行ったのだけど、いい意味で予想を超えてきた。世界遺産になるだけの建物は、やっぱり違うなあ。ものすごい数の人々の、毎日の営みがあった、迫力が漂っているのよね。帰り道はすっかり、行って良かったなあという認識になる。
こういう、ちょっと渋めだけど、見てもらえれば良さが分かる歴史的遺産って、どうやってアピールしていくか、地元も色々と苦労があるだろうなあと思う。わが故郷・横須賀も、だいぶそういう面を抱えているので。
10月22日(土)
フジサワ名店ビルの会、今回で3回目。藤沢の人は、「わたしも宣伝します」と気さくに言ってくださる人が多くて、嬉しい。土地柄でしょうか、明るい人が多い気がします。
10月21日(金)
今日から一週間、群馬県・埼玉県で学校公演の仕事。今日は日帰りで、土日をはさんで、月曜日から再び高崎。
10月18日(火)
やっと遭遇、ヨコハマネイビーブルー。
二俣川での落語会に向かう。横浜駅で相鉄に乗換えると、相鉄のリニューアル車両に遭遇して、テンションがだいぶ上がる。
相鉄は、悲願の都心乗り入れを実現するため、2017年度にJRと、2019年度に東急とそれぞれ相互乗り入れを予定していた。この間プレスリリースが出て、直通運転は東京五輪後にずれ込むようだ。近ごろ、世の中、そんなニュースが多い。
相鉄は、都心乗り入れ開始に合わせて、路線イメージをガラッと変えようとしている。その一つがこの、新しいコーポレートカラー「ヨコハマネイビーブル」による車両リニューアルなのである。
ヨコハマネイビーブルーは渋くてかっこいいのだけど、車両の先頭までネイビー一色なので、視認性がちょっと悪いような気もするけれど大丈夫かしらと、余計な心配をしていまう。車内も黒基調で、かっこいい。
だけどだけど、僕の好きな相鉄は、垢抜けなくて、のどかで、どこか可愛げのある、あの相鉄なのだ。今の変わりゆく相鉄を見ていると、上京して都会にすれていく初恋の人を眺めるような気持ちになったりする。
そしてもう一つ。横浜駅の相鉄ジョイナス、旧ダイヤモンド地下街方面への新しい入口が完成していた。上の工事中の写真は先週撮ったものなので、おそらく今週から供用開始になったものと思われる。
横浜駅は、相鉄のターミナル駅。都心乗り入れが実現すると、直通列車は西谷で分岐するため、横浜を素通りするようになる。通る人が少なくなるんだから、当然、乗降客数が減ることが予想される。横浜駅が地盤沈下しないように、いま横浜駅周辺は再開発の真っ最中。横浜駅って俺の生まれてこの方、ずっとずっと工事してるから、もはや今なんの工事してんだか分かんない感じになっていますが、今の横浜駅の工事はそんな状況。だと思う。今度の工事は渋谷より早く終わるんじゃないのかな。
相鉄は、横浜の次の100年をつくると、意気込んでいる。
俺も、横浜の次の100年をいっしょに作らないとだなあと思いながら、背中ぼりぼり掻いている。
10月17日(月)
北鎌倉は雨がいい。
時宗・光照寺さんに呼んでいただき、落語を一席。
お寺で落語を演るときっていつも、行きの電車からもう、うきうきする。お寺という場所が凛としていて好きだし、そもそも落語ってお寺の説法から出ているわけだし、落語を演りながら、本来あるべき場所で演っている感覚が、ひしひしと。寺院はお坊さんのお話を聞く場所なので、お客さんもリラックスして聞いてくださるし。演じていて、体にピタッとくる。もっともっと、お寺で落語がやりたい。
終演後、懇親会でご馳走になる。お隣にご住職がいらして、気さくにお話を伺うことができた。東本願寺と西本願寺があることは知っていたけれど、お念仏も東と西で違うのだそうだ。言葉の読み方や、ひと息で読むテンポなどが。落語と似ているね。
北鎌倉駅までの帰り道、八百屋さんを覗くと、地場の野菜が安かったので、茄子と里芋を買って、横須賀線に乗る。母校の生徒がたくさん乗っていた。
自分の精一杯の落語を聞いていただいて、良くしていただいて、帰りに、その場所で採れた野菜を買って帰る。これは僕にとって、だいぶ理想的というか、幸せな一日です。
お寺の皆様、檀家の皆様、ありがとうございました。
10月16日(日)
写真を撮っていただいたので、珍しく、高座の様子を載せてみる。やっぱり、減量しようかな……。
松戸の子供たちの前で、午前・午後の二回公演。こちらの子供サークルでは、定期的に、演らせてもらっている。
有難いことに、近ごろは学校公演もあるし、子供たちの前で落語を演る機会はたまにあるのだけど、学校も年に何度も呼ぶわけにいかないし、どうしても同じ子供たちの前で落語を演るのは一回きりになってしまう。
こちらのサークルは、定期的に、同じ子供たちの前で落語が演れる、貴重な機会だ。前回はあれを話したから、今回はこれを話そうという。しかも、距離が近いから、向こうからバンバンと反応があって、油断できない。
落語のほかに、子供たちと一緒に「山号寺号」をやった。金竜山浅草寺、比叡山延暦寺、高野山金剛峰寺……。これをモジって「◯◯さん△△じ」というフレーズを作る、定番の言葉遊び。
「お肉屋さん、ソーセージ」
「電器屋さん、レンジ」
「お花屋さん、パンジー」
小学生らしい回答が続く中、おとなしそうな女の子の口から出た回答が、
「おとうさん、大惨事」。
…………。
君のお父さんに何があったとしても、これからも大切にしてあげてほしい。
10月15日(土)
たまプラーザで落語。
先週末は三崎で落語をやったけれど、その三崎とはかなり対照的な街だ。東急が一から開発した街で、なんとも整然としている。何年か前に再開発があり、駅もぜんぶきれいになって、商業施設もドーン、ドーンと建って、さらに都会的な感じに。土曜日で大変な人出、落語家がコソコソとネタをさらえるような隙間がなかなか見つからない。
そんな駅前からちょっぴり歩いて、街ができた当初からあるのだろう駅前通りは、八百屋さんも花屋さんも酒屋さんもある。街の人たちの生活と距離感が近くて、落語がヌルッと入り込む隙間が感じられる。隙間、大事。ここの商店会のコミュニティスペース「あおばフレンズ」で落語会でした。
10月9日(日)
栃木県壬生町の獨協医科大学で落語会。
朝5時に起床。浅草から久しぶりに、東武特急スペーシアに乗る。
さすが医大。お客さんのロビーと関係者スペースが、保健室とか診察室によくあるアレで仕切られていた。
午前11時に「終」演。早い……。
楽屋に付いてくださった学生さん、親身にサポートしていただいてありがとうございます。日々勉強大変でしょうが、たまには息抜きに落語聞いてください。
10月8日(土)
三浦半島の先っぽ、三崎の街で落語会。
お店の皆さん、チラシを貼っていただいて、ありがとうございました。
この地域は、故郷・三浦半島の中でもだいぶ好きな場所です。ここで落語会が始められて、とても嬉しいです。
10月6日(木)
千葉・船橋で学校公演。落語協会の師匠と色物の兄さんと。ひそかに好意を持っている師匠だったので、嬉しい。
学校公演というと、どんな場面でも外さない、自分の中で決まったネタを演る師匠もいる。学校公演は、ほとんどの子供にとって、落語のファーストインプレッションになるわけだし、その選択は仕事として「正しい」とは思うのだけど。
今日の師匠は直前まで何を演るか迷っていた。スッと高座に上がって、「金明竹」を淡々とやって、大ウケしていた。児童の皆さんに対しても、落語に対しても誠実で、嬉しくなった。
10月3日(月)
午前中、横浜市内で学校寄席。3校合同だったので、どんな雰囲気になるのかと思っていたけれど、盛り上がっていた。
夕方から、上野広小路亭でシンプー寄席。双葉姉さん、遊子さん、鷹治さん、遊かりさんと。ああ、みんな二ツ目だ。
10月1日(土)
六本木のジュゲムさんで一席。遊里兄さんと。