第2回「鯉丸と音助」於らくごカフェ。
桂南なん師匠を特別ゲストにお迎えした。
二ツ目の会、しかも始まったばかりの会でいきなりベテラン真打の師匠にご出演いただくのはかなり畏れ多い。会場のキャパシティから行っても、お忍びで出ていただく感覚に近い。本来であれば、このキャリアの師匠は、もっと大きな規模の会になってからお呼びするべきだけど、なんとしてもこの会を軌道に乗せたい。
初回、自分たちの態勢も固まっていないのにいきなりゲストをお呼びするのもおかしいので、キリが悪いと思われるだろうが、第2回でゲストをお呼びすることにした。
深夜、二人で「南なん師匠しかいない!」「そうとも!」と決めて、次の日にその勢いのまま上野広小路亭の楽屋までお願いに伺った。これも、二人でやっているから成せる業だと思う。お話を受けていただいたあとから、「とんでもないことをしてしまった…」と、現実感が襲ってきた。
南なん師匠に出ていただく以上、内容は折り紙付きなのだけど、今回は自分の宣伝力が足りなさを実感した。一人でも多くの方に見ていただきたいので、案内もだいぶお送りした。お運びくださった方、本当に有難うございます。
今夜、らくごカフェの小さな小さな楽屋の中で南なん師匠から頂戴したお言葉は、きっと、ずっと忘れないと思う。
この会を続けていく上で、もとい落語を続けていく上で、何度も何度も思い出す基点になるだろう。「出ていただいて、本当に良かった」。二人で話しながら帰路につく。
次回は11月23日(水・祝)。初めての休日開催。