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国立の真打披露目

身体が冷たい。僕は落語業界に入ってからけっこう頻繁に引越しているのですが(不可抗力の場合も……)、いつも5月あたりに引越すので、新居の最初の思い出はいつも梅雨。今年も、お天道様が顔を出さず薄暗い部屋で肌寒い思いをしながら荷ほどきをしています。

渋谷で半蔵門線に乗換えて半蔵門へ。国立演芸場の新真打昇進の披露目のお手伝い。お手伝いといっても国立の場合、セッティングその他スタッフさんがやってくださるので、ほぼ先輩方の落語を聴きにいくようなもの。ちょうど(笑福亭)鶴光師匠が本番中だった。鶴光師、うちの師匠、小柳枝師、そして新真打。なんつー面白さだ。高座(舞台)袖で芸人さえ笑っているのだから、お客様も笑わぬはずがない。いい番組を目の当たりにできて僥倖。こういう時、寄席という空間がずっと続いてほしい、続けていかねばと思う。

寄席がはねた(終演)あと、師匠方、二ツ目の若手が揃って打上げ。前座のころは毎日楽屋に詰めて先輩方の話を耳にできたけれど、二ツ目になるとなかなか機会がないので貴重。小柳師匠、御馳走様です。

楽しくて、眠気まるで無しのまま帰宅。おやすみなさい。