10月31日
今週二度目の日本橋亭へ。
上方の桂塩鯛師匠の独演会に出演する。
上方の師匠と一緒になる機会、以前と比べれば増えたのだろうけど貴重な機会。
上方落語って本当にバカバカしくて、えげつなくて、そしてきれい。
上方落語の言葉は、現代の関西弁と比べてそこまで乖離していない。
少なくとも現代の東京に住んでいる人と江戸落語より乖離していない。
今の一般的な笑いの感覚って、本当に関西の風味が浸透しているな。
あまりテレビを見ない僕ですら、スッと入ってくる。
鳴り物で塩鯛師匠に付いてきた桂慶治朗さんと打ち上げの席で仲良くしていただく。
話し込む。東京と上方の違い。米朝一門のこと。仮面ライダーのこと。
慶治朗さんは特撮が大好きらしい。
僕も仮面ライダーは小さい頃から好きだ。
塩鯛師匠がスカイライダーのがんがんじい役だと知らされ、感激する。
僕の頭の中の「桂塩鯛師匠.jpg」と「がんがんじい.jpg」が今日、ピタッと一致した。
わ!がんがんじいだ!
10月28日
連雀亭ワンコイン寄席。可女次兄と小太郎兄と一緒。
終演後、客席にいらしたWさんにお声がけいただき「いせ源」へ。
いつも連雀亭に出るときは前を通っていたが、入ったのは初めて。
ご飯がおひつで出てくるとついつい鱈腹食べてしまう。
おひつ。なんて魅力的な器なんだろう。
豚の角煮、おいしかった。
御馳走様です。
10月27日
日本橋亭の遊史郎師匠の会に呼んでいただく。
前座の頃、日本橋亭での高座に苦手意識があった。
日本橋亭は客席の前寄りが桟敷席。
どうしても後方の椅子席から埋まっていく。
前座が上がる時間は午後5時半。
まだ客席がまばらなことが多い。
桟敷席に一人もいない日もある。
そういう状況で、遠巻きに見ているお客様に届けようとして空回りする。
お客様を温めることができないで高座を下りる。
そういった経験がありました。
二ツ目になってからは、
日本橋亭でも好感触の高座が多くなった。
じぶんの芸が上達したのではなく、
お客様がプログラムに載ってる人が出てきたから、
聞こうじゃないかという。
お客様に助けられている。
もっとじぶんの芸が上達したら、日本橋亭でじぶんの会をやりたい。
10月26日
西荻窪の三ツ矢酒店さん2階で「三ツ矢らくご」。ご来場ありがとうございました。
今回は昔昔亭喜太郎さんと二席ずつ。回を重ねるごとにちょっとずつお客様が増えているようでうれしいですねー。
10月25日
笑福亭鶴光師匠、鏡味味千代お姉さん、前座の笑福亭茶光(さこう)さん、N社長と信州豊丘へ。特急あずさで2時間半、そこから車で75分。だいぶ掛かりましたが、リニア中央新幹線が開通すると驚異的に早くなるんでしょうね。
地方公演に呼んでいただくと、お客様も滅多に聞けない生の落語ということで、大変な期待感をもって会場まで運んでくださる。真打の師匠が100%で気持ち良くやれるように、その前に上がる二ツ目としては絶対にヘマできないという緊張感がある。精一杯やって、笑っていただけてホッとする。
10月24日
午後から故郷・横須賀で地域の集まりに呼んでいただいた。
横須賀へ向かう途中、母校・逗子開成の学園祭に寄る。
校友会の先輩方が、僕の載っている新聞記事やチラシ、手ぬぐいなどを展示してくださいました。地元の落語会もいつも応援してくださって、本当に有難うございます。
谷啓さんのご友人の先輩など、いろいろなお話ができて楽しかった。
10月23日
夕方、六角橋を歩いていると、「よう、鯉丸」。
近所のお客様に声を掛けていただき、居酒屋さんでご馳走になりました。うれしいね。寒くなってきて余計、人の温もりが染みるね。
10月22日
久しぶりの一日まるまるお休みの日。小金井の江戸東京たてもの園に行ってきました。
江戸から明治・大正・昭和期のたてものを移築した、町のような場所。なんて幸せな空間なんだろう。
角の乾物屋!
するめ!数の子!たまご!
なんだろう。乾物屋って、昔は町の中でもバラエティーに富んだ、いろんな物が売ってて楽しいお店だったんだろうな。そりゃあ、「寄合酒」の若い衆がこぞって乾物屋を標的にするわけだ。
この間ワークショップで、江戸の長屋の文化を講義してもらってから落語をやるという機会があったのだけど、普段よりも細かいくすぐりを分かってもらえて非常にやりやすかった。実際の長屋の広さ(狭さといったほうがいいか)や間取りなんかが頭に入っていると、より想像してもらいやすい。
落語が好きな人はぜったいに楽しめる場所だと思います。もっと早く来れば良かった。
10月21日
王子の勉強会。ご来場ありがとうございました。