10月20日
昨日から今日にかけて、草津の温泉落語へ出演していました。
大学のとき一人旅行で来た以来。本当にひとりが好きだな、お前は。
温泉の前で落語を50分。落語家の前に温泉があるということを面白がってくださるお客様で良かった。
ちちやの温泉まんじゅうをしこたま買いました。
10月18日
芸協らくごまつり、沢山のご来場ありがとうございました。
新しく落語を聴き始める人を増やすためにも、お客様と芸人の距離をぐっと縮めるこのおまつりは、今後も無くてはならないものですね。
ちなみに、福引きの一等賞は湯河原温泉の宿泊券だったのですが、伊豆にお住いのお客様が当ててました……。世の中、ままならないもんです……。
10月17日
明日の芸協らくごまつりの準備日。ビューティフルドリーマーです。
わたしはステージと体育館の担当。福引きのガラガラ、中の玉の数のバランスがどうにも難しい。ざらざらと入れたあと、試しに回してみたら一等、二等が連発して出てしまい「ダメだよこれー」などと言いながら赤い玉を余計に入れる作業をやったりして一日が過ぎていきました。
俺にはパイプ椅子を運ぶ才能がない。
10月15日
今日は朝から埼玉の三郷で学校寄席。東海道線が東北線・高崎線と直通したせいで、浦和まで思ったより早く着く。神奈川の人間は用事がない限りは埼玉まで行きませんけど、埼玉方面のお仕事のときは便利になりました。首都圏は南北の移動がどんどん楽になってます。
これから東京近郊に引越す場合、どうしても中央線沿線に住みたいとか、そういうこだわりがないのであれば、東西よりも南北に通じている鉄道の沿線に住んだほうが便利なんだと思います。その便利さの恩恵を近年、もっとも受けているのが武蔵小杉なのでしょう。
夜は、ＮＨＫで三笑亭夢丸兄さんやお囃子のお師匠さん、前座の桂たか治さんと出囃子の収録に参加しました。俺なんかが……。あんなんで良かったのかな……。
落語の神様、ごめんなさい。
10月14日
久里浜にある神明小学校で開催の「神明寄席」。毎年、ＰＴＡのお母さま方にお世話になって数十年という歴史ある会。時代も変わるもので、いま小学生は前期・後期の間の秋休みだそうで、近所の年配の方が半々という、なかなか面白い客席でした。
久しぶりに「狸」を演りました。ちょっと前、夏ごろ、金曜ロードショーで高畑勲監督の「平成狸合戦ぽんぽこ」が放映されてまして。そのおかげかな、子供たちも狸が人を化かすという性質に「知ってるー」と声をあげてくれました。
こういう肌感覚って、大事だよなあ。無自覚のうちに知識が身に染みついているという。別に「大岡越前」、僕も真剣に観てたわけじゃないけど、テレビをザッピングしているとお白州の場面をちらちらと見掛けるわけじゃないですか。今はリアルタイムはおろか夕方の再放送でも時代劇をやっていないから、子供たちは落語家がお白州の場面を演じても想像できないんじゃないのかな。
高畑勲さん、ありがとうございます。
10月13日
上野広小路亭、今日はやっとハネる（終演）まで楽屋に残ることができて良かった。寄席にはすげえ師匠がいっぱいだ。二ツ目専門の連雀亭の出番が続いたから、なおさらそう感じたのかもしれない。見果てぬ。
10月12日
今日も上野広小路亭、神田連雀亭のきゃたぴら寄席という流れ。きゃたぴら寄席は日替わりではなく同じメンバーで４日間やるんだけど、これは楽しい。要は小堺一機さんの「ごきげんよう」形式で４日間で順番をずらしていくのだけど、落語会ってそれぞれの順番で役割が違ってくるので、じぶんの高座はもちろん、いっしょになった方のお仕事まで見られて勉強になる。
終演後、お客様に「肉の万世」でご馳走になる。上等なお肉を食べながら落語のお話ができて何よりです。特に、「落語が見やすい会場」のお話なんかは、落語家はどうしても袖から見ているのでなかなか分からないんですよね。いいお話を聞きました。
夜は続いて、連雀亭１周年記念公演に出演。
春風亭正太郎兄さん、落語はもちろん、特別企画として膝代わりでお客様から「似顔絵」の注文をとって縦横の活躍。よく見ると、衿の形までその師匠ごとのディテールが出ていて完成度の高さにただただ感服……。いやー、アタマおかしいですね（賛美）。
終演後、橘ノ圓満兄さんに中華をたらふくご馳走になる。「豚肉のクレープ包み」の虜になりました。皆様からのご厚意でわたしは生かされています。あなたも鯉丸に愛の手を。
10月11日
今日から上野広小路亭、12時5分上がり。終わったらすぐ飛び出して13時開場の神田連雀亭へ。広小路亭のじぶんの出番が終わったあと主任の師匠まで残っていたいのだけど……。楽しいことというのは得てして一度にやってくるものです。
今日は連雀亭で久しぶりに柳若兄といっしょー。終演後、ご馳走になる。この兄さんにどれだけお世話になったことか。